こんにちは。トモです。
今回は米国債券ETFおすすめはどれ?買い場はいつ?について書いていきます。
米国債券ETFに興味がある方は是非お読みください。
おすすめの米国債券ETF

まず、米国債券ETFといっても様々な種類があるので、大きく長期の米国債券ETFと短期の米国債券ETFの2つに分けて解説していきます。
基本的には安定性重視なら短中期債ETF、リスクを取って高いリターンを狙うなら長期債ETFと言われています。
長期米国債券ETF(20年超)
TLT (iシェアーズ 米国債20年超 ETF)
- 経費率は0.15%と、比較的高め
- 直近利回りは約4.1%
- 組み入れ銘柄数は44銘柄と、比較的少数
EDV (バンガード・超長期米国債ETF)
- 経費率は0.06%と、非常に低コスト
- 直近利回りは約3.79%
- 組み入れ銘柄数は約80銘柄と、比較的多い
VGLT (バンガード米国長期国債ETF)
- 経費率は0.04%と、3つの中で最も低コスト
- 直近利回りは約4.2%と、3つの中で最も高い
- 組み入れ銘柄数は約60銘柄
これらのETFは全て長期米国債に投資していますが、それぞれ特徴が異なります。
VGLTは最も低コストで高い利回りを提供していますが、EDVは最も多くの銘柄に分散投資しています。
TLTは経費率が最も高いものの、流動性が高く、取引がしやすいという特徴があります。

どれを選んでもそこまで大きな差にはならないので、
自分の考え方に合ったETFを選択しましょう。
短中期米国債券ETF
SHY (iシェアーズ 米国国債1-3年 ETF)
- 平均残存期間は約2年と短期
- 経費率は0.15%
- 直近利回りは約2.46%
- 短期の米国国債に投資するため、金利変動リスクが低い
AGG (iシェアーズ コア米国総合債券市場ETF)
- 平均残存期間は約8.5年
- 経費率は0.03%と非常に低コスト
- 直近利回りは約4.3%
- 米国の投資適格債券全般に幅広く投資
BND (バンガード・トータル債券市場ETF)
- 平均残存期間は約8.7年
- 経費率は0.03%と非常に低コスト
- 直近利回りは約4.2%
- 米国の投資適格債券全般に幅広く投資
AGGとBNDは非常に似た特性を持っており、どちらも米国債券市場全体に投資する総合的なETFです。
一方、SHYは短期の国債に特化しているため、より安定性が高く、金利変動リスクが低いという特徴があります。
安全性を重視する場合はSHYを、より高い利回りを求める場合はAGGやBNDを検討すると良いでしょう。
米国債券ETFに投資するタイミングってどんなとき?

次に、米国債券ETFに投資するタイミングについて解説していきます。
金利
米国債券の価格は金利と逆相関の関係にあります。つまり、金利が上昇すると債券価格は下落し、金利が低下すると債券価格は上昇する傾向があります。
そのため、米国債券ETFに投資するタイミングは金利がこれから下落するタイミングが良いとされています。
逆にこれから金利が上昇するタイミングでは、米国債券ETFへの投資は慎重になった方が良いでしょう。
為替
ちなみに、日本に住んでいる人は、為替も考慮する必要があります。
米国債券は外貨建て資産であるため、為替変動リスクがあり、円安ドル高の局面では、為替差益も期待できますが、逆の場合はリターンが目減りする可能性があります。
一般的にお金は金利が高い方に流れるので、金利が下落するタイミングは、投資タイミングとしては良いですが、為替としては円高ドル安方向に行く可能性が大きく、リターンが目減りするでしょう。
まとめ
米国債券ETFへの投資タイミングは、金利環境、経済指標、金融政策、為替動向などを総合的に判断して決定することが重要です。
また、一度に大きな金額を投資するのではなく、時間分散を図ることで、リスクを軽減することも検討すべきでしょう。
ちなみにブログ主は為替でリターンが目減りしづらくさせるために、TMF(Direxionデイリー20年超米国債ブル3倍ETF)に投資しています。(2024年9月現在)
TMFについては、以下の記事で詳しく解説しているので、興味のある方は是非ご覧ください。
ただし、TMFは3倍のレバレッジがかかった商品になるので、全員におすすめはしていません。
その点はご注意ください。
以上、米国債券ETFおすすめはどれ?買い場はいつ?についてでした。