こんにちは、トモです。
今回はカウチポテトポートフォリオについて書いていきます。
自分のポートフォリオをどうしようか悩んでいる方、ぜひ読んでみてください。
カウチポテトポートフォリオとは?

カウチポテトポートフォリオとは、1991年にスコット・バーンズ氏により提案された投資手法で、以下の特徴があります。
- 株式50%と現金または債券50%の均等な資産配分
- シンプルで管理が容易な投資戦略
- リスクを抑えつつ、長期的な資産形成を目指す
この名称は、ソファー(couch:カウチ)でくつろぎながらポテトチップス(potato:ポテト)を食べられるほど安心して運用できる方法という意味合いから来ています。
主な特徴
1. リスク分散
株式と現金または債券を均等に保有することで、市場の変動リスクを軽減します。
2. シンプルな構成
低コストのETFやインデックスファンドを使用し、運用コストを抑えます。
3. 定期的なリバランス
資産の比率が目標から外れた場合、定期的(3か月毎、6か月毎、1年毎など)に調整を行いますが、シンプルな構成なので簡単にリバランスができます。
4. 初心者向け
運用が簡単で、リスク管理がしやすいため、投資初心者に適しています。
メリット
- 市場の変動リスクを軽減できる
- 精神的なゆとりが生まれる(株価の上下どちらでも前向きに捉えられる)
- 低コストで運用可能
- 長期的な視点での投資を促進
デメリット
- リスクが低い分、リターンも抑えられる可能性がある
- 定期的なリバランスが必要
どんな人に向いているの?

カウチポテトポートフォリオは、以下のような人に特に適しています。
投資初心者
カウチポテトポートフォリオは、投資を始めたばかりの人にとって魅力的な選択肢です。
- シンプルな構成
株式50%と現金または債券50%という単純な資産配分で、理解しやすい - 管理が容易
一度設定すれば、定期的な監視や調整がほとんど不要なため、初心者でも扱いやすい - リスク管理
資産の分散により、個々の投資リスクに過度にさらされることを防ぐことができる
リスク回避型の投資家
市場の変動に不安を感じる投資家にも適しています。
- 安心感
現金や短期国債などの無リスク資産が50%あるため、市場暴落時でも心理的な安定が得られる - リスク軽減
株式と無リスク資産を均等に保有することで、市場の変動リスクを軽減できる
長期的な資産形成を目指す人
じっくりと資産を育てたい人にも向いています。
- 長期的視点
時間の経過とともに市場の変動やリスクに対する耐性を高め、着実な資産形成ができる - 低コスト運用
低コストのETFやインデックスファンドを使用することで、長期的なリターンを最大化できる
忙しい人や投資に時間をかけたくない人
本業等で忙しく、時間をかけられない人にも向いています。
- 簡単な管理
定期的なリバランスは必要だが、それ以外の日常的な管理はほとんど不要 - 精神的なゆとり
市場の動きに一喜一憂することなく、他の活動に時間を費やすことができる
デメリットを理解している人
カウチポテトポートフォリオのデメリットを理解し、受け入れられる人に適しています。
- リターンの制限
リスクが低い分、高いリターンは期待できない可能性があります - 定期的なリバランス
資産配分を50:50に保つために、定期的な調整が必要になる
まとめ
カウチポテトポートフォリオは、リスクを抑えつつ長期的な資産形成を目指す投資家、特に初心者にとって魅力的な選択肢となる可能性があります。
最後にブログ主個人としては、初心者の人はカウチポテトポートフォリオから始めると良いと思います。
ただし、始めてみて、”もっとリスクを取れそうだ” とか ”値動きが気になって夜も眠れない” など人によって感じ方に違いが出てくると思うので、そこから個人の投資目標や状況に応じて、アレンジしていくことが重要です。
投資の世界に絶対の正解はないので、自分に合った投資を継続できるようにしていきましょう。
以上、カウチポテトポートフォリオについてでした。